お店のサービスを消費者の立場で視察し報告する仕事を覆面調査と呼び、現在注目されています

覆面調査とは、一般人になりすまして指定された飲食店やコンビニなどへ行き、接客態度、清掃状況などのサービスについて調査し、報告するという仕事です。調査員とばれてはいけないという決まりがあります。企業やお店の実態を「消費者」の立場で調査することに意味があり、調査員、企業側双方にメリットがあります。インターネットサイトで募集していることが多く、主婦や学生でも簡単に始めることが出来る人気のお仕事の一つです。

覆面調査を行う側のメリットは、自分のペースで好きなように仕事が出来るということ。小さな子供がいる家庭でも、スーパーなどであれば空いた時間に子連れでも仕事が出来る、OLやサラリーマンであれば、たとえ仕事終わりでも飲食店調査であればご飯と仕事が一緒に出来る、といったようにかなり自由に仕事が出来ます。空き時間を利用してお小遣い稼ぎをしてみたい、というような人にぴったりです。そのような形態の特徴から、副業として選択している人がほとんどです。

覆面調査を受ける企業やお店側のメリットは、常に誰に見られても良いような仕事態度になり意識の向上につながること、またお客目線から見た改善点が分かるということです。会社の重役などがみた視点と、お客の視点は違いますので、必ず今まで気づかなかったポイントを知り改善策が練れます。それによって企業やお店が大きく進歩し、サービス向上につながり結果的に新たな利益を生み出すことにつながるのです。サービスの質が良い企業は、必ず発展しお客の指示も得ることが出来ます。

覆面調査での一番の注意点は、調査員であるのをばれないようにすること。ばれてしまうと、いつものサービスかどうかが分からなくなってしまいます。また、調査は隅々まで行い、その内容は出来るだけ細かく報告書に書きましょう。適当にサービスを眺めているだけでは、覆面調査とは言えません。また、報告書が意味のないようなものだと、その後の仕事依頼も来なくなってしまいます。また飲食店であれば、テイクアウトせず必ず店内で食事をして調査をすること、写真データを送る場合は必ず食べる前に撮影することを注意しましょう。これらの注意点は必ず調査前に確認事項として挙げられるので、指定された通りの調査を行わないと報酬をもらうことが出来なくなります。他にも、レシートの貰い忘れ、日時の間違い、友人との割り勘などもNGな行為です。きちんと仕事をして報酬をもらうため、確認事項は必ず隅々までチェックするように心がけると良いでしょう。